既設のコンベア、脱水機と連結した食品リサイクル粉砕機を設計
- 業種
- 野菜のカット加工
- 主な対象物
- 野菜くず
- 目的
- 減量
- 導入設備
- 食品リサイクル粉砕機
野菜のカット加工を行われている京成青果様に食品リサイクル粉砕機を納入しました。
1日約4トンの野菜くずの処理費用を削減
玉ねぎや大根の皮、キャベツの外葉などカット野菜の製造工程で1日約4トンのカット端材(野菜くず)が発生していました。野菜くずはコンテナに詰めて、処理料を支払って廃棄物として処理をされていました。廃棄物処理は重量によって金額が決まりますので、粉砕・脱水をして重量を減らすことで、処理料の削減をお考えでした。
生鮮卸売市場様へ納入した食品粉砕・脱水機の事例をご覧いただき、フジテックスに問合せをいただきました。
既にお持ちの投入コンベア、脱水機との連結設計
京成青果様では、脱水機は別のメーカーから調達されており、投入コンベアも既にお持ちでした。当社では、既存の投入コンベア、脱水機と連結して作業が効率化できるように食品リサイクル粉砕機を設計いたしました。
1日の処理量が約4トンと多かったため、3.7kWのモーターを5.5kWに変更し、処理能力を750kg/hから1t/hに増強しました。また、投入コンベアから食品リサイクル粉砕機に落ちるシューター、架台をご提案しました。
食品リサイクル粉砕機の初期費用と廃棄物処理費用の削減見込みを比較して、十分コストメリットがあるとご判断いただき、発注いただきました。
動画でご覧いただけます
処理コストの大幅な削減を達成
プラスチックコンテナに収集した野菜くずをコンベアに投入。コンベアが食品リサイクル粉砕機の上部まで搬送し、投入。粉砕した野菜はそのまま脱水機に落ちます。脱水後の野菜くずは、専用のボックスで集め、反転投入機で熱風乾燥機に投入し、更に減量します。
粉砕・脱水をおこなった結果、4トンの野菜くずが約半分の2トンまで減量できました。残りの2トンについても、お客様の既設の設備である熱風乾燥機で減量でき、処理コストの大幅な削減を実現されました。
フジテックスでは、機器の選定、納入だけではなく、既存の設備との連結や付帯設備の準備などお客様の目的が達成できるように柔軟なご提案をして参ります。
今回はお客様が既にお持ちの投入コンベア、脱水機を使用しましたが、もちろんそれらの機器もご提案できます。
株式会社京成青果
千葉県印西市を中心に有機野菜の栽培、野菜の卸売業、加工卸売業を展開されています。