【導入事例】再生原料50%配合ゴミ袋/株式会社グリーンズ様
株式会社グリーンズ
業種:ホテル・レストランの経営、その他付帯する業務
全国96店舗のホテルで採用。環境負荷を大幅に軽減
●課題
全国96店舗、約15,000室(2024年5月末時点)を展開するホテル事業で一日あたり約15,000枚、年間で400万枚以上のゴミ袋が消費されます。
これらを全て環境配慮型のゴミ袋に切り替えることで、CO2排出量の削減と、新しい化石燃料の使用を抑制することが期待できます。
●提供製品
再利用原料50%使用ゴミ袋
●導入背景
株式会社グリーンズは地域社会に根ざした社会貢献活動や環境保護活動を積極的に推進しており、環境配慮型商品やサービスの導入に取り組んでいます。その一環として、環境に優しい製品の採用を検討していました。
●選定理由
『再生原料50%配合ゴミ袋』は、再生原料を50%使用することで単純焼却量が削減され、原料50%分の燃焼由来のCO2を削減し、さらに新しい化石燃料の使用を抑制することができます。耐久性については従来のゴミ袋と同等であり、コストも現行品より低い事が導入の契機となりました。
●今後
2024年9月以降順次、コンフォート全ホテルで環境配慮型ゴミ袋の切り替えを実施します。
今後もお客様に安心してご利用いただけるよう、持続可能な社会を実現するため、エネルギーと資源利用の最適化、環境や社会に配慮した調達に取り組んでまいります。
インタビュー
株式会社グリーンズ 環境配慮委員会 委員長
堤 秀雄(チョイスホテルズ営業管理部 部長)
地域と共に成長し、全てのステークホルダーに価値を提供
株式会社グリーンズは、三重県四日市市の駅前旅館から始まり、現在では全国に96軒のホテルを展開しています。
運営するホテルでは、オンラインチェックイン、スマートフォンでの朝食会場の混雑状況確認、フロント自動応答など、ITを活用したサービスでお客様の利便性を高め、地産地消の食事メニューや健康に配慮したスムージーを提供することで、質の高いホスピタリティを実現しています。
その一方、地域社会への貢献と環境への配慮についても大きな目標に掲げています。
手の届く範囲から始める環境への取り組み
株式会社グリーンズは、2018年に新たな経営ビジョンを策定し、環境への取り組みを強化しています。
このビジョンのもと、「再生原料50%使用ゴミ袋」の採用を決定した環境配慮委員会は、サステナビリティ推進委員会の3つの下部委員会の一つです。
環境配慮委員会は、日常の身近な活動から始めることを大切にしています。その一例として、創業地である三重県四日市市の吉崎海岸でのゴミ拾い活動を毎月参加しています。この活動は、地域社会とのつながりを深めるとともに、社員一人ひとりが環境保護に対する意識を高める機会となっています。
CSR調達ガイドラインに沿う環境配慮製品
製品やサービスの導入に際しては「CSR調達ガイドライン」の3つの要件のいずれかに合致するように定めています。
CSR調達ガイドライン
- CO2の排出量削減
- 使い捨てプラスチックの使用量の削減
- 廃棄物の削減
「再生原料50%使用ゴミ袋」は、1と2の要件を満たしています。今回、採用にあたっては上記の条件に加え、環境配慮委員会で引っ張ったり、においを嗅いだり、もんでみたりなどして、従来品と比較して遜色なく使えることを確認しました。
サステナブルな企業を目指して
これまでも、コーヒーのマドラーやティッシュ、トイレットペーパー、歯ブラシやカミソリなど、さまざまなアイテムを環境配慮型へ切り替えてきましたが、まだ改善の余地が多くあります。
今回、フジテックス様からタイミングよく良い提案をいただきました。フジテックス様は衛生商品の他にも、廃棄物の処理など環境事業に取り組んでおり、今後も協力をお願いしたいと考えています。
今後の展望としては、さまざまな方とのコラボレーションや、市や政府を巻き込んで活動の範囲や質を高め、レジリエンスな企業としてさらに多くのCSRおよびSDGsの取り組みを進めていきたいと考えています。