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2024.08.27コスト削減, リユースPC

リユースパソコンの魅力とコスト削減の方法

本コラムではリユースパソコンの魅力を徹底解説します。一般的な中古パソコンとの違いや調達の背景と実際の品質、導入の費用感などについて詳しくご紹介します。

ICT機器の選定にお困りの情報システム部のご担当者や、PCの購入費用増加にお困りの経営者、パソコンのリユースによる環境負荷の軽減にご興味のある方はぜひ最後までお読みください。

そもそもリユースパソコンとは?

リユースパソコンは、前の持ち主が使用したPCという意味では中古のパソコンと同じですが、中古品はある程度使用した少し古い品であるのに対し、リユースパソコンは、新しい、古いに関わらず、一度使用したものを捨てずに繰り返し使うことを目的としているという違いがあります。

リユースパソコンは以前のユーザーが使用していたPCを回収し、最適なプロセスで再生産した商品です。このプロセスには、データ消去、動作確認、部品交換、クリーニングなどが含まれます。

リース、レンタルとの違い

パソコンを調達する方法としては、リユースPCの他にリース、レンタル等の方法もあります。それぞれの違いを見ていきましょう。

リースとの違い

リースの場合は、利用者が希望するPCをリース会社が代理で購入し、貸し出すのが一般的です。月額払いで初期費用を抑えて調達できることがメリットですが、総額では新品を購入するより高額となり、修理が自己負担、資産計上が必要等のデメリットがあります。

レンタルとの違い

レンタルの場合は、レンタル会社が所有するPCを貸し出しています。最短で1日から利用できることもあり、使いたい期間のみの費用で済み、一般的に月額費用には、サポート・保守費用が含まれます。一方で、長期で利用する場合は新品を購入するよりも割高になる場合があります。

リユースPCのメリット

リユースPCは、短期のレンタルやリースで使用されたパソコンをメンテナンスして再利用したものです。リユースPCの主なメリットをまとめると以下の様になります。

 低価格で購入可能

新品のパソコンが15万円以上することもある中、リユース品であれば半額以下、場合によっては2〜3万円程度で購入できることもあります。

同一機種の調達が可能

リサイクル品や中古品と比べ、元々正規に生産、調達された新品のパソコンであるため、同規格品を10〜1,000台のまとまった台数を調達することが可能です。

新品に匹敵する保証対応

高い品質により、万が一故障が発生した場合には新品PCのように購入後1年以内の保障期間が設けられています。保証上限超過時や修理ができない場合には代替品の提供となります。

10万円未満のパソコンなら経費計上が可能

PCの1台当たりの購入費用が10万円未満であれば、経費として一括で落とすことが可能です。10万円を超える場合であれば、減価償却あるいは償却資産の特例を活用して経費計上しなければなりません。

中古やリユースPCは10万円以下で購入できることが多いため、一括で処理する機会が多いでしょう。

 低価格で購入可能

新品のパソコンが15万円以上することもある中、リユース品であれば半額以下、場合によっては2〜3万円程度で購入できることもあります。

SDGsへの貢献

リユースパソコンの利用は、SDGs(持続可能な開発目標)への貢献にもつながります。

  • 12つくる責任・使う責任:資源を循環させ、新しい端末の利用を減らすことが可能。。
  • 13気候変動に具体的な対策を:廃棄によるCO2排出を削減し、地球環境への負担を減らすことができます。

リユースPCのデメリット

リユースPCには多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも存在します。

 端末の劣化

リユースPCは限られた期間しか使われていないものが多いため、良い状態のものが多いですが、厳格な検査が行われえていない場合、バッテリーやその他の消耗品が劣化している場合があります。

必ず購入前に販売店への確認が必要です。

最新スペックではない

リユースPCは新しいハードウェアやソフトウェアがリリースされた後に使われたものが多いため、最新スペックではない場合があります。特に最新のゲームやグラフィックス、ビデオ編集など高負荷なタスクには向かない場合があります。

リユースパソコンのスペックと選び方

リユースパソコンを購入する際には、スペックや用途に応じた選び方が重要です。以下のポイントを参考にしてみてください。

 CPUとメモリ

仕事の内容によって必要なスペックは異なりますが、一般的にビジネス用途であればIntel Core i5以上、メモリは8GB以上が推奨されます。これにより、スムーズな作業が可能になります。

ストレージ

SSD(Solid State Drive)搭載のリユースPCを選ぶことで、読み込みや書き込み速度が向上し、快適な作業環境を提供します。256GB以上のSSDがあれば、多くのビジネス用途に対応可能です。

ディスプレイと解像度

作業効率を高めるためには、フルHD(1920×1080)以上の解像度を持つディスプレイが望ましいです。ノートパソコンの場合は13インチ以上のサイズが推奨されます。

周辺機器と接続ポート

仕事に必要な周辺機器を接続するためには、USBポートの数や種類、HDMIポート、SDカードスロットなどの確認が重要です。特に複数のデバイスを同時に使用する場合は、ポートの数に注意しましょう。

リユースPCの購入方法

リユースPCを購入する方法には、いくつかの選択肢があります。以下は主な購入方法です。

オンラインショップ

一部のリユースPCはオンラインショップで購入可能です。

各ショップが提供する保証内容や返品ポリシーを確認し、信頼できるショップを選びましょう。また、レビューや評価を参考にすることも重要です。

オフラインの専門店舗

実際にリユースPCを手に取って確認したい場合は、オフラインの専門店舗を訪れるのも良いでしょう。店舗スタッフから直接アドバイスをもらえるため、自分に最適なPCを選ぶことができます。

法人向けリユースPCサービス

企業向けに特化したリユースPCサービスを利用するのも一つの方法です。

大量のPCを一度に調達する場合や、特定の仕様を求める場合には、法人向けサービスが便利です。専門業者を利用することで、質の高いリユースPCを安心して導入できます。

RE:PCのリユースパソコン

RE:PCの運営会社であるフジテックスでは主軸事業の一つである環境事業にて産業廃棄物を取り扱う中で、パソコンの買取及び処分も手掛けていました。

当該部門のリサイクルノウハウ・ネットワークを活用し、処分品については適正な処理を行う一方で、法人の短期レンタル・リースアップ品等は、協力会社による厳格な点検・清掃を経て、法人への提供を行いました。

環境負荷の軽減を目的として、2020年に「リユース事業部」を設立し、企業による積極的な資源の再利用を促す取り組みを開始しました。

事業部設立以来、「パソコン」の需要は増加しており、今日では従業員1人に1台パソコンが欠かせない時代となりました。

パソコン調達費の増加と市場の在庫不足は、企業にとって大きな課題です。私たちは今日の状況に対し、従来の取り組みをより一層強化しています。

弊社の「リユースパソコン」は「新品の半額以下で調達が可能」であり、「高品質かつ安定した使用が可能」です。

このため、多くの企業が新品からリユースへと移行しています。

私たちは環境負荷を軽減し、新品と比較して遜色のない品質を持つリユースパソコンの利用を推奨し、本製品が責任ある企業のスタンダードとなることを目指しています。

フジテックスのリユースパソコンの特徴

フジテックスのリユースパソコンは、企業や公的機関が短期のレンタルやリース機関が終了した10台から1,000台単位の同規格品を独自のネットワークで調達しています。そのため一部のWEBショップ等で販売される個人買取などで調達した出元不明な中古の製品は扱いません。

厳格な品質保証体制の下で商品管理を実施し、見た目だけでなく、バッテリー、ディスプレイ、キーボード、アプリケーション等の他、100項目に及ぶ検査を行っています。

出荷前のPCは情報漏洩防止の観点より、米国国立標準技術研究所(NIST)セキュリティガイドラインに準拠した消去ソフトウェアを用いて以前のデータを消去します。その後、専門スタッフが丁寧にクリーニングを行い、検査の結果リユースPC市場で状態に応じて選別されるABCDランクの中で、最も状態の良いAランク品のみを厳選し、限りなく新品に近い製品だけを販売します。

まとめ

リユースパソコンは、コストを大幅に削減し、環境保護に貢献する優れた選択肢の一つとして多くの企業に支持されています。

フジテックスでは、高品質なリユースパソコンを提供しています。リユースパソコンの多くのメリットを活用し快適な業務環境を整えてみてはいかがでしょうか。

環境に優しく、経済的な選択をするために、フジテックスのリユースパソコンをぜひご検討ください。