消費期限切れ・製造ロス品のペットボトルの破棄を自動化し、人件費を削減
- 業種
- 飲料メーカー
- 主な対象物
- 中身入りペットボトル
- 目的
- 減量、廃棄
- 導入設備
- 中身入りペットボトル圧縮機
飲料メーカーの工場から、ペットボトルの製造ロス品の廃棄処分についてご相談をいただき、中身入りペットボトル処理機を納入しました。
手作業で発生する人件費
ご相談いただいた工場様では、製品ラベルに印字ミスがある、製品の充填量の規定に合致しないものなど製造ロス品がどうしても発生してしまっていました。製造ロス品は、定期的に中身を廃棄し、容器は外部のリサイクル会社に処理を委託しています。
1日で数万本ものペットボトル飲料を製造しているため、多い日には千本単位で製造ロス品を処理しなければなりません。製造ロス品を人手で開封し、工場内の水処理施設へ投入します。人件費がかなりかかっていること、作業を行う従業員のモチベーション、定着率の低下も課題になっていました。
単純な機械化で課題を解決
製造ロス品の発生量、設置場所、作業の流れを打ち合わせさせていただき、機械を選定しました。構成は、投入台、投入コンベア、中身入りペットボトル圧縮機のシンプルなものです。
機械の上部から中身入りペットボトルが投入されると、針のついた板で挟み込み、穴を開けて脱液する仕組みです。中身は工場内の水処理プラントに流れ、脱液したペットボトル容器はフレコンバッグで溜めて、今まで通り外部のリサイクル会社に処分を委託します。
1時間あたり、4000~5000本のペットボトルを処理することができるため、作業者は1~2名、従来に比べて作業時間、人件費を大幅に削減することができました。