木材チッパーの導入で、剪定枝をお客様先でチップにして撒布が可能に
有限会社山口土建 様
- 業種
- 総合土木建築業
- 主な対象物
- 剪定枝
- 目的
- 処理費の削減/木材チップ撒布
- 導入設備
- 中型木材チッパーGS131GH
埼玉県川越市で総合土木建築業を行う有限会社山口土建様へ、木材チッパーを納入いたしました。
山口土建様では、擁壁工事や内装工事、個人宅の庭工事など土木建築業を行われいます。解体工事や個人宅の植栽工事、公園の剪定を伴う整備工事では、撤去した樹木や剪定した枝葉が大量に発生。剪定枝は自社に持ち帰って一時保管した後、処理費用を支払って産業廃棄物として処理されていました。
ある時、お客様から「枝葉を細かく砕いて、公園内に撒けないか?」と聞かれたそうです。細かく粉砕した木材チップが雑草除けになり、ゆくゆくは堆肥になるから、という理由でした。
定期的に処理費用を支払っていることもあり、お客様から声をかけられたことをきっかけに木材チッパーの導入検討を始められました。
木材チッパーの使い方ご説明の様子
4機種を持込み、処理テストを実施
剪定の依頼にはシーズンがあります。落葉樹の葉が落ちる秋頃が多く、春夏になると減っていきます。繁忙期が偏っているため、当初はレンタルでの導入を検討されていました。しかし、業務用の木材チッパーでは、レンタルのサービスがほとんどありません。そのため、購入も視野に入れ、製品の調査を進めていました。
ちょうど、その頃にフジテックスにもお問い合わせをいただきました。発生している剪定枝の量や処理費用を伺うと、ランニングコストを考えても十分に費用対効果が出せるものでした。
コストのシミュレーション、発生量や処理対象物の直径などのご相談を進めて、提案機種を絞り込みました。そして、スケジュールを調整して、山口土建様に提案候補の4機種を持ち込み、処理テストを行わせていただくことになりました。
テストの前は、最大処理径150mm、23馬力の中型木材チッパーGS150GHが第1候補でした。それよりも下のクラスを2機種、上位クラスを1機種を用意し、一番下のクラスから処理テストを始めました。
2つ目の中型木材チッパーGS131GHでテストでは、思っていたよりもパワフルに粉砕できると実感いただきました。最終的に、当初予定よりも1つ下のクラスの中型木材チッパーGS131GHを導入いただくことになりました。
粉砕後の木材チップの粒度調整のためのスクリーンなど機械の構造、木材チッパーのナイフの交換などのメンテナンスについてもご説明しました。それほど難しくないため、ほとんどのお客様がすぐに理解し、ご自身でメンテナンスできるようになります。
デモテストの様子
剪定の依頼主にも喜ばれる木材チッパーの導入
中型木材チッパーGS131GHは、最大処理径が130mmです。それよりも太い樹木は、手作業で割ってから投入することになりました。
まずは、いまヤードに溜まっている剪定枝を処理し、その後は仕事に余裕のある時期にまとめて処理されるとのことです。
また、お客様のご要望があれば、お客様先で剪定枝を粉砕し、マルチング材として撒いてくるようにするそうです。お客様にも喜ばれ、収集・搬送の手間もいらなくなります。
木材チッパーを自社所有することで、回収した枝葉の処理方法をお客様にも自信を持って説明することができるようになるという話もお聞きしました。
剪定などで発生する枝葉は、木材チッパーで粉砕することで処理費用を削減できます。発生量と処理費用、剪定枝の太さなどがわかれば、簡単なコストシミュレ-ションができ、検討価値があるかすぐにわかります。定期的に枝葉の処理を行っていましたら、お気軽にお問い合わせください。
粉砕後の木材チップは、雑草除けや堆肥として活用できるため、お客様から撒いていってほしいと要望されることも。
有限会社山口土建
川越市を中心に関東一円で土木業、建築業、解体工事、個人宅の外溝や植栽まで幅広い事業を展開。「草取りから建築まで」を企業理念に、多岐に渡る工種を担い、お客様のコスト削減、工期短縮の提案をされています。