傷んだ合板足場材など廃木材の処理用に木材チッパーを導入
- 業種
- リース・レンタル業
- 主な対象物
- 廃木材
- 目的
- 処理費用の削減
- 導入設備
- 中型木材チッパー FO-280
廃棄する合板足場材などの木材の自社処理を検討
日建リース工業様に木材チッパーを納入いたしました。
日建リース工業様は足場、防音シート、ユニットハウスなど建設現場の仮設資材のほか、介護用品など様々な用品のリース・レンタルを行っています。全国各地に支店・工場を持ち、幅広いサービスを展開する大手リース・レンタル会社です。
建設・改修中の建物の周囲を囲む足場材は、骨組み、床板、階段など多くの部材が必要になってきます。床板は金属製のほかに木材が使われるケースがあります。合板足場板は繰り返し使用することで、徐々に傷み、強度が不足していきます。最終的に使用できなくなった板は、処理費用を支払い、廃棄処分することになります。
外部委託していた廃木材の処理を自社内で行うための設備の選定、というご要望でお問い合わせをいただきました。
合板足場材を始めとした廃木材。
実機見学を経て定置式から自走式に変更
当初、お客様ではモーター式の木材チッパーを検討していました。モーター式は音が静かでランニングコストが安いというメリットがあります。ただし、電源が必要なため、定置式になり、気軽に移動できません。決められた場所で廃材を粉砕し、フレコンバッグで木材チップを受け、木材チップはフォークリフトなどで搬送し、敷地内に撒いて雑草防止のマルチング材として使う、という運用をお考えでした。
木材チップは雑草防止のマルチング材として敷地内に撒く予定です。
ご提案を進めていくなかで処理能力、機能、費用にご納得いただき、実機を見学いただくことになりました。見学が可能な工場は遠方のため、同じ処理能力の自走式木材チッパーをお客様の工場にお持ちすることにしました。実機を使って粉砕の様子、操作をご説明することで使用のイメージを具体的に持っていただくことができました。
お客様から自走式木材チッパーで処理場所まで運んで木材チップを敷地内に撒いてしまえば、定置式で必要だった木材チップの搬送が不要だという運用案があがりました。また、自走式木材チッパーなら他の工場に運んで廃木材を処理することもできます。
そこで、自走式、定置式のそれぞれの木材チッパーを他の会社がどのように使っているかを改めてご説明しました。ご相談の結果、同じ処理能力の自走式木材チッパーをご採用いただくことになりました。
実機デモの様子(動画を再生できます)。
実際に機械を見ていただくことで、活用のアイデアが生まれました。
粉砕後の木材チップ
環境機器は様々な状態の対象物を処理します。木材といっても、固いもの、柔らかいもの、水分を多く含んだもの、乾燥したものなど様々です。そのため、時間とコストが許す限り実機・実物の処理をご覧いただくことをお勧めしております。
日建リース工業株式会社
建設現場の仮設資材、ユニットハウス、物流機器、介護用品などのレンタル・リースを日本全国で展開しています。