国内初号ライン!銅ナゲット製造機で新たな収益基盤を構築
- 業種
- 産業廃棄物処理業・解体工事業
- 主な対象物
- 廃電線
- 目的
- 銅ナゲットの製造
- 導入設備
- 乾式 銅ナゲット製造機
愛知県名古屋市に本社を置き、同県豊川市を中心に、産業廃棄物処理業や解体工事業を展開される加山興業株式会社様に、銅ナゲット製造機「TECNOECOLOGY」の国内初号ラインを導入いただきました。
新しい事業展開
加山興業様では、焼却処理やRPF製造など様々な廃棄物処理を展開されています。今回は産廃や解体工事から出る建設系廃棄物の中から廃電線を集め、機械で加工し、銅ナゲットとして価値を高めリサイクルルートに売却するという資源加工の事業展開を計画されておりました。
弊社でも当時、中国廃棄物輸入規制の影響もあり、廃電線の国内リサイクル需要が高まる事を予想してTECNOECOLOGYの取り扱いを決定した所でした。
実際にイタリアまで加山社長、佐々木工場長にお越しいただきました。TECNOECOLOGYの工場でのテスト結果や企業姿勢、イタリア国内でのユーザーを見学し、弊社に決めていただけました。
また、その際は購入後にご安心してお使いいただけるよう、弊社提携の国内メンテナンス会社も共に渡航し、メンテナンストレーニングを受けて来ました。
プリシュレッダーで効率的にナゲット製造
加山興業様では、細い線から太い線まで幅広く発生する事と、月間の量から前処理工程を省略されたいご意向があり、プリシュレッダー付きのラインでお納めしました。排出コンベア先には磁選プーリーが搭載されており、磁選物も取り除きます。
プリシュレッダーはφ10〜15mm程のスクリーンが搭載されたプッシャー付きの一軸破砕機です。小型の重機で廃電線を掴み取り、投入します。
スクリーンサイズまで破砕をされ、投入コンベアに移り、銅ナゲット製造機に自動投入され省人化が可能です。
中国向けの輸出が止まり、第三国向けの売値が安定しない中、銅ナゲットにすれば国内販路は大きく増え、単価も上がります。今後も資源リサイクルの促進、業界の発展に貢献いたします。
加山興業株式会社
愛知県豊川市を中心に、「とっても頑固なゴミ屋さん」を合言葉に産業廃棄物処理や解体工事業を営まれております。その他、防災備品の販売や養蜂事業、再生可能エネルギー発電事業などを展開される環境ソリューション企業です。