50%の省人化を実現。作業品質を安定させ誰もが活躍できる現場へ。
株式会社イゾイ 様
- 業種
- 廃棄物処理業
- 主な対象物
- 缶、ビン、ペット
- 目的
- 新規事業の立ち上げ
- 導入設備
- 飲料ライン
東京都江戸川区に本社を置く廃棄物処理業者株式会社イゾイ様へ、飲料容器処理ライン一式を納入いたしました。 今回の導入の背景などを、株式会社イゾイ 常務取締役の愛甲 匡様に伺いました。
飲料廃棄物に対応した新規事業
イゾイ様は廃棄物の収集運搬だけではなく、再資源化物の収集および販売や、給排水設備の工事・清掃、建物の保守・維持管理、清掃用具の販売と幅広く事業を展開しておられます。設備導入のご相談を頂いたのは数年前で、当時2020年東京オリンピックの開催に伴い、発生量の増加が予想される飲料廃棄物の受け入れ施設として設備ラインの新設を検討されておりました。しかし、新型コロナウイルスの影響でオリンピック開催の延長および無観客開催が決定されました。当初想定していたオリンピックでの廃棄発生はゼロとなってしまいましたが、それでも新規事業の必要性を感じられ、設備導入を決定されました。
限られたスペースに設備一式導入
今回導入いただいた設備は破袋機、集袋機、PET選別機、カン選別プレス機、PETプレス機になります。一度に複数設備の導入を検討されていたイゾイ様にとって、建屋のスペースが足りるかが一番の懸念点でした。他社様からの導入も比較検討されておりましたが、今回試行錯誤し完成したレイアウトに対応できたのはフジテックスだけと仰っていただけました。
省人化、省力化で売上拡大
省人、省力化に特化した設備を導入したことにより、日量100㎥を3名ほどで処理ができています。通常、同量の作業を行うには、投入作業に1名、袋除去に2名、ペット選別に2名、ビン選別に1名の計6名が必要になります。50%の省人化を実現することができました。
手作業が必要なエリアと、機械が自動でやってくれるエリアをしっかりと役割分担しているライン構造であることから、非常に効率が良く、また作業負担が少ないため楽しく作業できるとお喜びの声をいただきました。
▲設備の全体像
▲破砕機とコンベア
▲手動PET減容・圧縮機
誰もが活躍できる職場へ
今回導入いただいた設備ラインは、省人化・省力化に特化しているだけではなく、”老若男女がだれでも、簡単に標準的に作業ができる設備”をコンセプトに計画されました。手作業の場合、新人やベテランで作業品質に差が出ますが、機械選別であれば品質も安定いたします。イゾイ様では今後障がい者雇用も拡大することを考えており、誰しもが活躍できる職場を目指されています。
株式会社イゾイ
株式会社イゾイは廃棄物の収集運搬・処理及びリサイクル化などの企業活動を通じて、環境負荷の低減と資源の有効利用促進に取り組み、地域の発展と自然環境との調和を図ります。