地域のリサイクル需要に貢献するため、飲料容器処理ラインの能力を増強
三友環境サービス株式会社 様
- 業種
- 収集運搬・中間処理
- 主な対象物
- ビン、缶、PETボトル
- 目的
- 処理能力の増強
- 導入設備
- 飲料容器処理ライン
東京23区、横浜、川崎を中心に事業系一廃、産廃の収集運搬と中間処理、解体、古紙リサイクルなどを行っている三友環境サービス様に飲料容器処理ラインを納入いたしました。
処理量の増加で能力増強が課題に
中国の輸入規制の影響で、ペットボトル(廃プラ)を中国に輸出していた会社が飲料容器の収集をできなくなるケースが出てきています。その影響もあって、三友環境サービス様に持ち込まれる飲料容器の量が徐々に増えていました。新しく処理のご相談をいただくことも増え、あまりに量が多い場合は不本意ながらお断りせざるを得ないこともあったそうです。
地域のリサイクル需要に貢献するため、飲料容器処理ラインの能力増強が課題になっていました。
ちょうど、その頃にフジテックスの営業担当がご連絡し、訪問させていただくことになりました。以前、フジテックスから環境機器をご購入いただいたことがあったため、その後の機械の状況と何かお手伝いできることがないかをお聞きするためのご連絡でした。飲料容器の刷新を検討していたため、タイミングが良いということでご提案の機会をいただけました。
当時の処理ラインは、缶、びん、ペットボトルが混在した状態を手選別し、その後、缶は磁選機でスチール缶とアルミ缶に選別。選別後は縦型プレス機に手作業で投入し、プレスしていました。
少量処理でしたら、比較的よく選ばれるタイプの処理フローです。しかし、徐々に処理量が増えていった三友環境サービス様では当時、月間20t以上を処理していました。これは、処理ラインの能力の限界に近く、これ以上処理量を増やすには、機械化が必要だと感じました。
処理ラインの刷新が完了してからが本番
作業テーブルで袋を破き、搬送コンベア上でペットボトルとビンを手選別します。空き缶は磁選機でアルミ缶とスチール缶を選別、プレスし、ペットボトルも専用機としてのプレス機を組み込んだラインをご提案しました。
選別されたアルミ缶とスチール缶もホッパーに滞留し、一定量が溜まると自動的にプレスされるため、プレス機操作の手間もなくなります。ペットボトルも自動で圧縮、梱包されます。選別作業は負荷が減ったため、高齢の方でも対応できる業務になりました。
理論値では約70%の生産性が向上し、処理能力を3倍まで増強できました。ラインの設置完了後に、ご担当者様からは「どのような状況でも真剣に対応いただける事に心強く感じます。」とお言葉をいただきました。
「地域のリサイクル需要に応える」というお客様の課題解決は、これからが本番です。フジテックスでもお客様に寄り添い、これからが本番、と気持ちを引き締め、改めてお手伝いさせていただきたいと思います。
三友環境サービス株式会社
東京23区、横浜、川崎を中心に事業系一廃、産廃の収集運搬と中間処理を行っています。また、解体工事、ビル清掃、古紙リサイクルなども手掛けられています。ISO 14001を取得。