需要期の夏場を前に、一方押しプレス機を納入いたしました
納入した一方押しプレス機
処理できなかったスチール缶もプレス
古紙会社様へ空缶用の一方押しプレス機を納品いたしました。
お客様は、本業の古紙用のベーラーをお持ちで、アルミ缶はベーラーで1m角でプレスしていました。アルミ缶は柔らかく、比較的プレスしやすいので、ベーラーでもプレスできましたが、硬いスチール缶は締めにくいため、選別した状態までで外部に出荷していました。
空き缶類の資源物が安定して入ってきていたため、設備導入を検討することになり、ご相談をいただきました。缶類を処理した場合、どうしてもベーラーが傷みやすいため、専用のプレス機をお考えでした。
選別しただけの状態のスチール缶は、売却単価が高くありません。より価格を増すために、それまで外部に出荷していたスチールも自社内でプレスすることになりました。
建屋内に設置した一方押しプレス機
当初、状態の良い中古横型プレスがありましたので、ご案内させていただきました。しかし、お話を進めるなかで、空き缶処理はこれからも長く続けていくことが確定的だったため、新品の一方押しプレス機をご提案しました。アルミとスチールの選別は手作業でしたので、先端に磁石のついた磁選棒でスチール缶のみピックアップするようにしました。
荷物が集まるか不明確な場合は、初期投資の低い中古機も有効な選択肢です。ただ、今回は既に荷物が安定して入ってきていたため、初めから新品の設備を導入することになりました。
環境機器は受注生産品が多く、一定の納期がかかりますが、何とか需要期の夏場に間に合わせることができました。
猛暑の今夏での活躍を期待しています。