廃プラの最終処分費用の高騰に伴い、RPF製造の計画をスタート
- 業種
- リサイクル業
- 主な対象物
- 廃プラスチックなど
- 目的
- RPF製造・販売事業の立ち上げ
- 導入設備
- RPF製造設備
日本郵船グループの(株)ホンマ様にRPF製造プラントをご納品しました。今回の事業背景と狙いを伺いました。
最終処分費が高騰。RPF化で廃棄物から資源物に
株式会社ホンマ様は神奈川県横浜市に本社を置く、日本郵船株式会社のグループ企業です。
創立以来62年にわたり、京浜地区を中心に港運事業と環境事業を行っております。
港運事業においては、コンテナ船や自動車船の荷役を担当する作業会社として、1分1秒も無駄にしない作業効率と貨物1つ1つを丁寧に扱い、物損事故を起こすことの無い高品質なサービスを提供し、幅広いお客様の信頼を得てまいりました。第2の事業として環境事業は昭和47年から横浜市の一般廃棄物、産業廃棄物の収集運搬を開始しました。平成9年から横浜市金沢区で産業廃棄物の中間処理(破砕)、古紙のリサイクル、平成17年から横浜市の約1/3の家庭から出るプラスチック製包装容器の中間処理を行っております。
前述の通り、廃棄物の収集運搬や中間処理を行ってきましたが、中間処理後の廃棄物の処理を委託する最終処分場がひっ迫してきたこと、処理料金が高騰してきたため、自社で廃プラスチック類からRPFを製造することで、埋め立て処理や焼却処理を行っていた廃棄物を資源化しようと構想がスタートしました。
2年前に構想スタート
フジテックスさんには、2年位前にこの計画を相談させていただきました。当初はまだ構想段階でしたが、様々なプラントメーカーの設備を紹介していただきました。また、担当営業の方もRPF業界、製品知識も豊富で、熱心に様々な相談に乗っていただきました。弊社としても新規事業になりますので、事業を創りあげる観点から、フジテックスさんをパートナーとして、一緒にプロジェクトを進めようと考えました。
処理能力アップを視野に事業スタート
まずは、新しいRPFプラントを稼働させ、事業計画を予定通り進める事が先決ですが、廃プラの国内処理需要は増加傾向にありますので、将来は処理能力をアップさせるなど、RPFを購入されるお取引先様や、RPF原料となる廃棄物の排出事業者様の更なる期待に応えて参りたいと思います。
株式会社ホンマ
東京、横浜の京浜地区で一般廃棄物、産業廃棄物の収集・中間処理業を営まれています。