顧客の「燃料化」ニーズに対応し、利益向上にも貢献
株式会社クリーンライフ 様
- 業種
- 産業廃棄物処理・リサイクル
- 主な対象物
- プラスチック・木くずなど
- 目的
- 顧客の燃料化ニーズに対応
- 導入設備
- RPF製造機
利益向上と顧客ニーズへの対応
コロナ禍により廃棄物発生量が減ってしまったことから、クリーンライフ様では利益向上を目的とした次なる事業を模索されていました。処理の外注費用を削減する目的と、もとよりあった顧客からの燃料化ニーズに対応すべく、再資源化事業の構想がはじまり、今回フジテックスへ新規事業のご相談をいただきました。
既存設備を活用した設計
設備導入の際、限られた設置スペースが課題となっておりました。既存の破砕機や選別機を引き続き使用しながら、新しくラインにRPF設備を追加するには、複雑な設計を要しておりました。
フジテックスでは豊富なカスタム設計の実績があることから、お客様にも安心してお任せいただくことができました。また、設備を購入する際に活用できる補助金のサポートを行った点、RPFのルートご紹介が行える点、そして35年の現場実績をもとに今後の新規事業の相談先としても評価いただきました。
最終マニュフェストを自社で完結できるように
もともと破砕の許可を取得され、中間処理業を営まれていたクリーンライフ様ですが、最終マニュフェストは切ることができないため他社へ委託されていました。しかし、今回RPF事業を手がけることにより、最終マニュフェストを自社で完結することが可能になりました。
それによりお客様からの見える化や信頼、手間やコストの削減など、あらゆる面でメリットを感じているとお声をいただきました。外注費削減にも大きく貢献できた点は、コロナ禍での新たな事業として最適だったとご評価いただきました。
今後の展望
ゆくゆくはRPFを活用したバイオマスボイラーを設置し、熱利用から発電や温水などを使った、地域に貢献するための施設立ち上げを検討していきたいとのことです。また、全国で注目されている廃太陽光パネルの処理にも着手し、「当社だけではなく、パートナー企業と協業し社会課題の解決に取り組んでいきます。」と力強いコメントをいただきました。
▲破砕後のRPF原料(Before)
▲RPF成形品(After)