特注ガラスびん破砕機を納品、加えてPETボトルの収益貢献を実現
埼玉県の廃棄物処理業者様へPETボトル圧縮梱包機とガラスびん破砕機を納品しました。以前から機器を納入させて頂いており、新工場の立ち上げに関してお声掛けをいただきました。お客様は、新工場の飲料容器処理ラインの中にPETボトルの圧縮機・粉砕機と、ガラスびんの破砕機の設置計画を進めていました。
納品したPETボトル圧縮梱包機は、処理能力500kg/h、PETボトル圧縮して減容ししPPバンド梱包結束まで自動で行います。ガラスびん破砕機は、処理能力800kg/h、ガラスびんをカレット状に破砕して減容します。茶、白、その他の色ごとに3台納入しました。
PETボトル圧縮梱包機
圧縮と粉砕を使い分け可能
ガラスびん破砕機
びんを割らずにシュートできる特注品
新工場の事業計画を伺い2つの機種を提案
新工場の飲料容器処理ラインは、PETボトル粉砕機も設置されています。PETボトルは圧縮と粉砕を使い分ける事で、収益に貢献できます。粉砕品はプレス品より高く販売できますが、近年は価格差が小さくなっています。粉砕は圧縮と比べて、刃物のランニングコストがかかります。
圧縮と粉砕を使い分ける事で、市況や買取先の要望に合わせた対応が可能です。事業の幅を広げ収益に貢献できます。さらに穴あけ機をご用意されていたので、PETボトル圧縮梱包機の穴あけ機能を省きコストを下げる提案をいたしました。
最大の特長は、特注仕様のガラスびん破砕機
ガラスびん破砕機を選別ライン上に設置したいが、許認可の申請が可能な機械が見つからず、悩んでおりました。加えて、びんを割らない場合もあるため、割らずにシューターとして使いたいという課題をいただきました。
ガラスびん破砕機は、破砕部本体をキャスター・レールで前後にスライドさせて、そのまま下に落とす方法があります。シュートとして使用する方法は、以前に他のお客様からご要望があり、その時に許認可実績のあるガラスびん破砕機を基に特注機種を開発していました。手選別コンベヤに設置でき、シューターとしても利用できる特注ガラスびん破砕機を提案いたしました。
最終的に両機種とも稼働している実機を見学してご納得頂き、採用にいたりました。ガラスびん破砕機も同様に、破砕する・しないを使い分ける事でお客様の業務の幅を広げる事で収益に貢献できたことを嬉しく思います。