RPF製造で利益を上げる3つのポイント
汚れた古紙や異物を選別できない廃プラスチックなどは資源リサイクルすることができません。焼却などの最終処分費は、
コストとなり収益を圧迫します。
RPFは、リサイクルが困難な産廃物を原料にした固形燃料です。製紙会社、鉄鋼会社などで化石燃料の代替として使用されています。
RPF製造でのコストダウン、収益化を成功させるポイントをご説明します。
- 選別できない紙・廃プラスチックの処分が負担になっている
- RPF販売を売上の柱にしたい
- 荷物に適したRPF設備がわからない
- 生産したRPFの販売先がない
RPF製造にとって一番大切なのは設備の選定です。入ってくる荷物に対して適切な処理能力があり、稼働率の高い、安定した設備が必要です。
オーバースペックすぎて、初期費用の回収が重荷になったり、処理能力が足りなくてボトルネックにならないようする必要があります。
また、処理対象物の素材や比率は荷物によって変わります。適した設備の選定には、経験と成形テストが大切です。
方式 | |||
図 | |||
生成方式 | 成形用の多孔を設けた円盤状のダイスの上で加圧ローラを回転させ、材料をローラで破砕しながらダイスの孔に圧入し、圧縮・押出し成形します | 投入口から入った材料はスクリューによって前方に送り・圧縮され、スクリュー先端に設けられた多孔を持つダイスの孔を通して成形します。 | 成形用の多孔を設けたリング状のダイスの内面にローラを回転させ、ダイスの内側に投入された材料を孔に圧入し、圧縮・押出し成形します。 |
処理量 | 少量~中容量処理機に使われることが多いです。 | 中容量処理機に使われることが多いです。 | 大容量処理機に使われることが多いです。 |
特徴 | ・破砕、切断機能が高い。 ・均質な成形品が得られる。。 ・温度コントロールが容易。 ・メンテナンスが容易。 |
・プラスチック材に多く用いられる。 ・溶解しやすい材料に適しています。 ・成形品が高温になる。 |
・処理能力が大きい。 ・粒度の小さい材料に適している。 ・粉砕機能は低い。 ・均質な成形品が得られる。 ・大量生産できる。 ・成形品が高温になる。 |
重視すること | |||
製品名 | 小型RPF成形ユニット DYZZER | 大型RPF成形機 | |
生産方式 | 最小機種 | 10~40kg/h | |
最大機器 | 1000kg/h | ||
消費電力 | 最小機器 | 2.2kW | 75kW |
最大機器 | 45kW | 380kW | |
機械寸法 | 最小機器 | W1050×D665×H1600mm | W1800×D3200×H1300mm |
最大機器 | W2000×D1260×H2580mm | W3500×D5200×H1800mm | |
投入物サイズ(推奨) | 20~50mm以下 | 20~50mm以下 | |
成形方式 | フラットダイス方式 | スクリュー方式 | |
特徴 | 小型機のラインアップ。 運転準備、立ち上げが短時間。 |
1kWあたり、10kg/h以上の生産性を実現。 |
RPFは主に製紙会社や鉄鋼会社、石灰会社で使用されています。
生産設備にボイラーが必須の会社で、石炭やコークスの代替燃料として使われています。
設備導入の前にRPFの販売先を確保することが必要です。
輸送のことを考えるとなるべく近い場所が理想的です。
これまでRPF設備の導入を行ってきたなかで、RPFを使用する会社のネットワークを持っております。
RPFの販売先のご紹介ができます。
運用が始まった後は、メンテナンス・トラブル時の対応が大切です。
メーカー修理が安心ですが、場所によっては費用が高くなる、スケジュールが合わないことがあります。
電気系統やコンベアなど主要部品以外のトラブルの場合は、地域のメンテナンス会社に依頼することで、スピード対応、低コスト対応を心がけています。
品種 | RPF-coke | RPF | ||
等級 | – | A | B | C |
導入までの流れ
納品後のメンテナンスも対応いたします。
フジテックスができること
RPF製造設備の豊富な経験から、設備導入をサポートいたします。
前処理用の破砕機やコンベアなど、200社以上のメーカーから、
商社だからできるベストチョイス、ベストプライスのご提案をいたします。
設備導入から、修理・メンテナンス。RPFの販売先まで、ワンストップでご提案します。
RPFの設備選定の第1歩は原料の把握です。
下記のチェックシートを使って、原料の発生量、素材、を確認してみてください。
記入したチェックシートはそのまま弊社にFAXいただければ、RPF設備の無料相談をいたします。