行き場のない廃プラ処理問題に朗報!一時保管量が2倍に!
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今回は「廃プラ一時保管量の増加」に関する情報をご紹介いたします。
※こちらの情報は2019年6月28日の日経新聞にて掲載されていた記事を参考にしております。
「廃プラ一時保管量 2倍の28日分が可能に」
2017年末に環境汚染対策として中国が廃プラの輸入規制を施行したことより、その後東南アジア諸国においても受け入れの規制を強めました。それにより、日本国内では処理が追いつかず廃プラのたらい回しが行われたり、不法に投棄する問題が発生してきています。
処理が追い付かず行き場のない廃プラをどうしたら良いのか。
そこで環境省はヤード内に保管できる量を2倍に引き上げる方針を決めました。
現在、保管できる量は1日に可能な処理量の14日分であり、つまり、1日1t処理可能な現場では14tまでは保管できるという事です。しかし今回発表された方針では、8月の施行後、自治体の認可が下りた業者に限り2倍の28日分に引き上げられると発表いたしました。
これにより、これまでは保管先が追い付かず廃プラの引き取りを断っていた産廃業者様でも追加して引き取りが可能になり、自社での保管量も増加できます。
ただし、この方針は根本的な解決には繋がっていなく、具体的な処理費用等は明らかとなっておりません。しかしながら5月に家庭ごみの焼却を担う自治体へ協力要請が発表されたことを踏まえると、本格的に廃プラ問題の解決に向けて動き出していることが伺えます。
このような方針改定の時期に、今一度設備の備えを検討されてみてはいかがでしょうか。
今後も廃プラをはじめとする環境問題の情報を定期的にご提供してまいります。