ハードディスクなどの機密データ破棄方法を比較!最も安全な処理方法とは?
セキュリティ対策は万全ですか?
セキュリティ対策は、企業の生命に関わるほど重要な問題です。パソコンやインターネットを使用する限り、どのような企業でもセキュリティに関する事故は起こり得ます。
よくあるセキュリティ事故 |
近年のHDD(ハードディスク)の転売による情報流出の事件を皮切りに、「HDDやUSBなどのメディアのデータ処理による機密情報・個人情報の漏えい」が大きく注目されています。
そして、「どのような機密データ処理方法が最も安全かわからない」という懸念から、自治体や企業、病院などでもHDDの「適正処理」を行える委託企業を見定め、確実な情報破壊を求めるニーズが高まっています。
HDDやUSBなどはどのように破棄するべき?
機密データが入っているHDDやSDD、USB、クレジットカードやスマホなどを破棄する際は、適切な処理が必要です。 PC上でファイルをゴミ箱にいれるようなデータ消去や、ハードディスクを粉々にする物理破壊など、様々な方法がございます。
機密データの入っているメディアの処理方法 |
ゴミ箱・初期化 | 処理会社へ委託 | 穴あけ処理 | 磁気破壊 | 大型竪型破砕機 | HDDシュレッダー | |
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コスト |
◎ 無料 |
△ 都度費用発生 |
〇 20万円~ |
〇 50万円~ |
× 数千万 |
△ 400万円~ |
安全性 | × |
〇 プロが行う |
〇 HDDに内へ針を貫通させる |
〇 工程がシンプル |
△ お客様立ち合いでの処理が難しい |
◎ 録画機能で、確実な破砕証明が可能 |
処理後の可視化 | × |
△ 書類のみでの証明を行う場合も多い |
△ 完全粉砕と比べると不安という懸念点がある |
× 見た目の変化なし |
〇 完全粉砕可能だが、他の破砕物と混ざる可能性がある |
◎ あらゆるメディアを1台で細かく粉砕 |
処理の簡単さ | ◎ |
△ 問い合わせや見積り依頼など、リードタイムが長い |
△ 処理スピードが遅い |
〇 一度に複数消去可能 |
× 大規模なリサイクル工場しか設置できない |
◎ 投入口にメディアをいれるだけ |
機密性3への適応 | × | – | × | △ | 〇 | 〇 |
機密データの最も安全な処理方法とは?機密性レベルに応じた適切な処理が必須。
価格の安さや、処理方法の手軽さから、各処理方法には様々なメリット・デメリットがございます。処理後の可視化や、処理中の記録を重視される方にとっては、粉々に物理破砕をすることが最も安全な処理方法といえます。
データの機密性に大きく分けて3つのレベルがあります。機密性のレベルが高ければ高いほど、より万全なセキュリティ対策と確実な破棄が必要になります。
レベルが最も高い「機密性3情報」は、戸籍などの重要な個人情報が含まれるようなデータに値します。昨今でも、機密性3の指定された情報は物理的な破壊が求められており、磁気破砕では処理後の可視化が難しいため、見直しを求める意見が広がっています。(※ 日本経済新聞より)
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