ヨーロッパ最大・環境技術展示会「ECOMONDO(エコモンド)」参加レポート

ECOMONDO

2024年11月4日から開催された、イタリア・リミニでの「ECOMONDO(エコモンド)」という展示会に参加してきました。 ECOMONDOは、ヨーロッパ最大の環境技術に関する展示会であり、持続可能な開発や循環型経済、再生可能エネルギー、廃棄物管理など、さまざまな分野における革新的な技術が一堂に会するイベントです。

今年の展示会には、世界中から1,500社程度の企業や専門家が集まり、環境問題への対応策や最新技術の紹介が行われました。

会場の雰囲気

会場に到着すると、その規模と活気に圧倒されました。 リミニの展示会場は広大で、環境関連のさまざまな分野毎に展示ホールが並んでいました。

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我々の目的は、リサイクル技術や廃棄物処理システムの動向調査です。
これから発生が予想される品目のリサイクルや、リサイクル効率向上、新たな資源の再利用方法を探る技術が注目されており、各ブースでは最新の機械やシステムが展示されていました。

展示内容

展示会では業界での動向を探るとともに、弊社の既存取引先ブースを視察してきました。 TANA社はフィンランドのメーカーで自走式破砕機や最終処分場向けコンパクターを製造している企業です。

展示会場では一軸式の破砕機が展示されていました。 EUではカーボンニュートラルに向け、エンジン式よりも電動式が好まれる傾向があり、破砕は電気駆動モーター、キャタピラでの移動はエンジン式というハイブリット稼働できる自走式破砕機が人気との事です。 日本でもリサイクル業界の低炭素化や高効率化が求められ始めています。

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銅ナゲット製造機を調達しているTechnoecology社も出展しておりました。彼らも新製品として、色彩選別機を展示していました。
同様な粒度で銅と真鍮が混合状態で出てきた場合に、銅の純度を上げるための設備です。

企業の取り組み

今回の展示会では、環境に優しい製品や技術を提供する企業が多数参加していました。 特に印象的だったのは、環境負荷を最小限に抑えた製品開発に注力している企業のブースです。

例えば、再生可能な素材を使用した包装や、エネルギー効率の高い機器を提案する企業が目立ちました。 こうした企業の取り組みは、持続可能な社会を築くために非常に重要であり、私たち商社としてもこれらの技術や製品を積極的に取り扱い、普及に貢献していく必要性を強く感じました。

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環境技術の未来に向けて

私たちのような商社が果たすべき役割は、これらの先進的な技術や製品を日本国内に紹介し、企業や地域社会に役立ててもらうことです。

これからも積極的に環境分野における最新の情報をキャッチし、持続可能な社会の実現に向けて貢献していきたいと改めて感じました。