飲食店やスーパーで飛沫対策・接触対策の方法
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の解除が段階的に始まりました。(2020.05.21現在)
しかし、飲食店やスーパーでは引き続き、接触対策や飛沫対策、営業時間の短縮など、拡大防止に向けた取り組みが必要とされています。
また、今後は日々の状況に対応することが必要になってきます。
この記事では「接触対策」や「飛沫対策」に向けた販促資材を紹介し、自粛解除後やこれからの「新しい生活様式」に即した販促物・POP制作サービスを提案させて頂きます。
目次
「飛沫」対策とは?
飲食店など食事中にマスクを外さなければならない場合、飛沫によるリスクは高まります。
テーブルの間隔を空けて横並びで座ること(ソーシャルディスタンス)や、会話を控えめにすることはもちろん、テーブルの上に飛沫対策のためのパーテーションを設けることで飛沫によるリスクを減らすことが可能です。
外食業の事業継続のためのガイドライン
一般社団法人日本フードサービス協会による新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針(改正)に基づく外食業の事業継続のためのガイドラインによると、以下のような対策を掲載しております。
- テーブルは、飛沫対策のためにパーティションで区切るか、できるだけ2m(最低1m)以上の間隔を空けて横並びで座れるように配置を工夫し、カウンター席は密着しないように適度なスペースを空ける。
- 真正面の配置を避けるか、またはテーブル上に区切りのパーティション(アクリル板等)を設けるなど工夫する。
<一般社団法人日本フードサービス協会より>
http://www.jfnet.or.jp/contents/_files/safety/FSguidelineA4_20514.pdf
飲食店での接触対策の事例
抗菌ラミネートフィルムを使用したメニュー表
表面に特殊なイオンコーティングを施したラミネートフィルムです。
食中毒の元になる大腸菌・ブドウ球菌の繁殖を抑制します。
飲食店だとメニュー表など、お客様が触れるPOPに最適です。
フェイスシールドの作成も可能
なお、抗菌ラミネートを活用し、「フェイスシールド」を作成する取り組みもあります。
型紙の無料ダウンロードも可能です。
抗菌ポスターによる掲示
菌を長時間増やさない様に抗菌ニス加工を行います。
飛沫防止PETパーテーション(プラスチック)
アクリルより割れにくいプラスチックでのパーテーションがおすすめです。
間仕切りパネル
スチレンパネル製なので軽くて、簡単に組み立てられます。木目・白色・黒と3種類ございます 。アクリル製の間仕切りに比べ、安価です。
タイプ | 長さ(mm) | 高さ(mm) | 足部分幅長さ(mm) |
---|---|---|---|
S | 290 | 440 | 220 |
M | 440 | 440 | 220 |
L | 585 | 440 | 220 |
抗菌ロールスクリーンバナー
抗菌・消臭機能付きメディアです。
非接触温度センサー
顔認識温度測定装置で接触せずに入退場管理が可能です。人手を節約し、接触を減らし、交差を回避することができます。
スーパーマーケットでの接触対策の事例
お手頃な抗菌PVCフィルム
コンビニやスーパーなどのレジ前や銀行の窓口に設置されている飛沫を防ぐ透明のビニールシートです。
パンチで穴を空けてS管フックで天井から紐で吊るせば簡単施工&取り換え簡単で衛生的です。
抗菌のトップボード
菌を長時間増やさない様に抗菌ニス加工を行います。
加工の依頼はご連絡ください。
抗菌ステッカー
抗菌・消臭機能付きメディアです。ステッカーにすることで様々な場所で活躍します。
フロア誘導サイン・ステッカー
店内での飛沫防止のためにはソーシャルディスタンス(社会的距離)をとるのが重要です。
レジ前の列に1~2メートルの距離間で並んでいただく必要がございます。
フロア誘導サイン・ステッカーの無料デザインデータダウンロード
弊社ではオリジナルのデザインを無料配布しております。
【無料】店舗向け ソーシャルディスタンスなどのサイン・ポスターデザインデータ配布
オフィスや対面業務での飛沫対策の事例
飲食店のほかにも、オフィスでの打ち合わせ、対面業務にて会話をする場面は多くあります。
パーテーションを設けることで、飛沫対策が可能です。
アクリル製やプラスチック製やスチレンパネル製、ダンボール製など使用用途に応じて様々な素材を使い分けることが出来ます。
ダンボールパーテーション設置イメージ
ダンボールパーテーションの特徴
- 価格はアクリルの50%ダウン。
- アクリルは落とすと割れるが、ダンボールは割れない。
- 廃棄面で環境にやさしい
- 軽量であり、持ち運び便利
- 特注制作も可能
透明PETパーテーション設置イメージ
透明PETパーテーションの特徴
- 価格はアクリルの50%ダウン。
- アクリルは落とすと割れるが、プラスチックタイプは落としても割れない。
- 廃棄面で優位性あり。
- 軽量であり、持ち運び便利
- 特注制作も可能
アクリルパーテーション設置イメージ
アクリルパーテーションの特徴
- 透明度が高い
- 高級感がある
- 長持ちする
- 厚みがある為倒れにくい
飛沫対策のパーテーション素材別比較表
各素材でメリット、デメリットがございます。比較表にてまとめました。
最近はアクリルのパーテーションは入手が難しい状況が見受けられます。PET素材や段ボール素材の製品は安価で比較的に入手しやすい傾向です。
さらに詳細を知りたい方はこちらの比較表をご覧ください。
空気を洗うメディア。「AirWash」
大判の水性・ラテックス・UVプリンターで印刷できるインクジェットメディアです。
素材表面に細菌が触れると触媒酸化反応が起きる仕組みになっており、その結果細菌の細胞膜や脂質を破壊し、水と二酸化炭素に分解します。
また、素材表面が多孔性分子構造という表面積の広い作りになっていてより早く分解が可能なため、生ゴミ臭・タバコ臭など悪臭分子に対し速効性があります。
一般財団法人カケンセンターのテストでは、従来の消臭製品が約1日かかっていた効果を約2時間で発揮したデータも出ています。
素材は糊なしと糊付の2種類あるので、
抗菌ポスター・ロールアップバナー・ランチョンマット・アートパネル・抗菌ステッカー・ウォールステッカーなど、衛生面に配慮した販促ツールの作成が可能になります。
サイズは1067㎜×20mで、スリットによりそれ以下のサイズでの提供も可能です。
まとめ「衛生管理の国際基準」HACCP施工
これからの時代、このような「新しい生活様式」が店舗運営には必須になってきます。
その際販促も兼ね備えたツールを使う事は、対策の見える化、お客様への安心・安全の訴求にも繋がります。
さらに2020年6月からはHACCPが施行されます。
まだ馴染みのない方もいるかもしれませんが、大まかに伝えると「衛生管理の国際基準」です。
詳細は下記ご確認ください。
- 厚生労働省 「HACCPの考え方を取り入れた食品衛生管理の手引き【飲食店編】
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-11130500-Shokuhinanzenbu/0000158724.pdf
本来は2021年の6月まで準備期間がありましたが、新型コロナウイルスの影響もあり、これから一気に採用が進んでいくでしょう。
その際も今回ご紹介した対策ツールが役立つはずです。
リスクに対し、今回ご紹介したツール・情報が店舗運営など実務に携わる方に貢献できれば幸いです。
今後も対策ツールを取り揃えていきますのでよろしくお願いいたします。